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■円形脱毛症とは?

 コインのように円く脱毛するのが基本ですが、一ヵ所と限らず多発することもあります。ときに頭全体の毛が抜け、さらに全身の毛が抜けることもあります。円いとき通常型、頭全体のとき全頭型、全身のとき全身型といい、少ない型ですが、頭髪の生え際が帯状に抜けるとき蛇行型といいます。
 円形脱毛症の脱毛部では、本当に毛が脱落して無くなっています。そこではどの毛穴でも毛根が縮んで休止期のようになっているのですが、その原因は、成長期の毛根が一様にリンパ球による炎症で壊されてしまうからです(下図:円形脱毛症のメカニズム)。どうして、自分のリンパ球が自分の毛根を攻撃してしまうのか、その理由は完全には分かっていませんが、一種の自己免疫病だと考えられています。毛の質には異常はなく、毛が回復するときには元通りの毛が生えてきます。
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円形脱毛症のメカニズム

(日本皮膚科学会HPより) 脱毛(薄毛・抜け毛)の情報局コンテンツ

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■円形脱毛症の原因はストレス?

 確かに円形脱毛症の患者さんの約2割は、何か精神的ストレスがあったときに脱毛が始まっています。しかし、残りの8割の人は関係なく始まっているのです。なぜリンパ球の炎症が始まるのかが問題ですが、ある人では精神的ストレスがきっかけ、つまり誘因になるのかもしれません。他の人では、違う誘因であったり、誘因がなくても始まってしまうのでしょう。円形脱毛症の頻度は人口の1〜2%と推測され、この頻度は日本のどこでも、また米国でも同じで、社会情勢が変わっても変わりません。また、患者さんの2割程度に家族内発生、つまり血縁の家族にも円形脱毛症があります。どうも、円形脱毛症は人間では一定割合で必ずなる人がいて、また、なりやすい素質が遺伝しているようです。
 円形脱毛症はどんな年齢でもなりますが、患者さんの1/4は15歳以下で始まり、むしろ小児に多い脱毛症で(下図:円形脱毛症の性・年齢別分布(新潟大))、全頭型や全身型などのひどい脱毛も小児に多くみられます。男女差はありません。たまにアトピー性皮膚炎や甲状腺の病気を伴う患者さんもいますが、円形脱毛症との直接的な関係はありません。つまり、円形脱毛症は毛だけの病気といえます。ただし、爪には小さな凹み、横の溝などの変化が1/4の患者さんにみられ、爪の変化は円形脱毛症の1症状です。
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円形脱毛症の性・年齢別分布

(日本皮膚科学会HPより)
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